☆屋根の上でごろごろしているシーンはなんて言っていたのですか? アドリブですか?
基本的には「やだよーやりたくないよー、どうしてこうなっちゃうのよー」でした。マキノさんからは「こんな感じでやって」みたいなかたちで、これといって台本があるわけではありません。後半ではあまり聞き取れないこともあり、色々と関係ないアドリブとかも言っちゃってました。後半、皆ソデでは聞き耳を立ててくれていた。
☆あれば、公演中のおもしろエピソード(?)が知りたいです。
僕が思わずふきそうになったこと→西川さん(桂)が、刀を藁に包まれたサヤに入れようとしたら逆に入れてしまって、つっかかってしまいには戻そうにも今度は抜けなくて、一生懸命台詞を続けていた。結局、刀は中途半端なまま抜けずじまい。それをまたあきらめたところで吹きそうで辛かった。だって、西川さんも細見さんも目が笑ってるんですもん。僕もだけど。
☆着流しが素敵でした。ご自分で着られるのですか?カーテンコールで着物の裾を持っておられましたがそういう作法ですか?
もちろん着付けてもらってました。それもキャラメルの役者さんたちに。本当にお世話になりました。裾を持つのは歩きやすくする時にするものです。作法というのものではありません。あの早替えの時、後半は皆色々なコスチュームで待っていてくれた。笑った、笑った。
☆舞台から落ちるとき、間近の一列目のお客さんの反応で印象的なのは?
はっきりいって落ちたらすぐ舞台の方を見なくてはならないので、反応を見たことがないのです。足引っ込めてーとか思いながら落ち場所の狙いを定めていました。
☆他のメンバーの方との思い出などがあれば聞きたいです。
とにかく飲んだなぁ。(笑)キャラメルの方達は基本的には毎日飲むということはあまりないらしいのですが(当たり前だ)今回は皆さんと飲んでお話をする機会が多くて楽しかったです。神戸では皆で部屋飲みもしたし。
☆今回、坂本龍馬の偽者という役をなさった浅野さんですが、もし歴史上の人物を演じることになったとすると誰をやってみたいですか?
本物もやりたいです。(笑)時代ものはたくさんやりたいですけど、人を斬る殺陣はやってみたいですね。悪い奴をぶった切るの。自分も斬られるの。でもいつまでたっても死なないの。(またお笑いかよ)
☆松吉以外の役をやるとしたら、どの役がいいですか?その理由は?
うーーん、どれもこれもやりたい(笑)
☆演技のなせる技か松吉さんと浅野さんがかなりかぶってるような・・・浅野さんご本
人の松吉度はどれくらいと思われますか?また浅野さんご自身があの時代に生きていたとしたら、どの立場に立ったと思いますか?(身分は関係なく)
松吉の気持ちはすごくよくわかるのでした。
男だから見栄張って侍みたいな格好いいものにあこがれて、いざなってみれば人を殺すということのおぞましさに嫌気がさした。若者には「絶対そんなバカなことはやめろ」と本気で言い、自分が恋していた女性が「実はオトコがいてだまされていた」ことを知らされて、それでも心の中ではあきらめきれず、若者を止めるときも「脱藩したら彼女と一緒になれねぇゾ」というところから口火を切るところがバカでいいなぁ。
☆今回の役作りで一番苦労されたのはどんなところでしたか?
それなりに苦労していたのでしょうけれど、感情的には真っ直ぐな松なので、そのままやればよかったです。それにマキノさんや共演の方たちがアドバイスをくれていたので苦労は感じなかったかなぁ。
アドリブはあり得ないカタカナ言葉や外来語を使わないようにするには気を使いましたが。
☆松吉さんの趣味は?好きな具は?(講話の時に「誰でもいいから質問しろ」と言ったときの)
趣味→酒
具→大根
☆文学座初のキャラメルボックス客演でしたが、今後外部出演してみたいと思う劇団・グループはありますか?
それはもうどこへでも出させていただければ・・・。
☆久々のラブシーンありのお芝居でしたが、苦労された(しないか・笑)点はありましたか?
いやいや、ラブシーンというほどのシーンでは・・・。すれ違ってばかりのラブでしたからね。そこがまた可愛くて面白かったと。苦労はないです。相手役との呼吸だけ考えていれば。
☆東京公演初日では舞台前面の板が跳ね上がるというハプニングがありましたが、その他今回のキャラメルのお芝居で、舞台人生初!の体験や今だから話せるハプニングなんてありましたか?
そう、初日はビビった(笑)。僕は必ず一公演何かしらはやるんすよね〜。
あとは、桂から逃げようとして木の上で息を殺している時に、たもとに入ってた鉄砲が下にガンッ!と落ちてしまった時には「あ、このシチュエーション成り立たない」と思いました。でもこれがちょうどお客さんの笑い声かなんかでかき消されて、鉄砲も舞台奥へ行ってくれまして、ほとんどバレなかった。(笑)
あとは、下りてきてじわじわと移動して取りに行きました。そしたら壊れてて!その後桂に見せる時も目配せしてそっと鉄砲を持って「壊れているから優しくもってね」をアピールしながら桂さんに渡してました。そこはさすがに西川さん、両手で持ってくれました(笑)
☆「キャラメルってすっげ〜!」と思ったことがありましたら何でも…
まずは稽古中、休憩時間になると間髪を入れずにミュージックがかかる!そして本番中全ての公演にお弁当がつく!!
グッズがすごい!!やはりお客様に対するサービスが徹底しているのでサイトの更新もすごいし見てて楽しいですもんね。そして、役者さんたちが今のところ誰もがすごくいい人!(慣れてきたら冷たくされちゃうのかな)
☆「愛する人を命がけで守る。それこそが本当の強さです。」という渋柿の台詞がありましたが浅野さんの考える「本当の強さ」とは?
本当の強さかぁ。僕めちゃめちゃ弱いからなぁ・・・。「人を許す」ことかなあ。そうすれば争いもおきないし。でもそれができないんだろうなぁ。
☆土方に投げながら食べているお饅頭は本物ですか?(投げているのは違うと思いますが)
饅頭は全て作り物ですよ。食べてるのもフリだし。小道具係りの方たちが一生懸命作ってくれました。
☆夢の話として語るシーンがありますが何パターンくらいあったのでしょうか?
稽古からあわせると20パターンぐらいあるのですけど、本番では合わせ技とかあるのですが、5パターンくらいですかねぇ。
実は竹と松は双子だったとか、かえでも合わせて三つ子だったとか、夢診断でオーラは紫(←これはこの色は譲れなかった。誰にだ?)。うしろに落ち武者がいたり肩にいたり(小さいのが)回りを踊っていたり、お稚児さんがいらっしゃいませーと言っていたり。。。。そんな感じでした。あーくだらん。
☆開演前の気合入れというものがあったそうですが浅野さんの時にはどんなことを言われたのでしょうか?また他の方で印象に残ったものはありますか?
気合入れいいんですよ、これが。何気に感動してしまうのですよ。けれど僕はたいしたことは言えなかったですよ。「一生懸命いいかげんに参りましょー」とか「今日は2回公演。出し惜しみせずにとりあえず1回目燃え尽きて参りましょー」とかです。
皆さんは本当に感動的でやる気が出る言葉をおっしゃっておりました。やはりキイたのは大家さんの「死んだ座長が今日客席で見てる」でしたかね。
☆カーテンコールで主役として最後に登場するお気持ちは?(気持ち良いよなぁ〜きっと)
いやいや、もう少し愛想よくしろとマキノさんからダメをもらってました。(笑)いやぁ、自分は小っちゃい。慣れてないとダメっすね。最初の頃なんて、心の中で「お邪魔しております。。。」って感じでしたもん。
☆上演期間中にW杯で話題になっていたジダン選手とは同い年だと思いますが暑い中で鬘を付けられていて髪は大変ではなかったですか?
ギクッ!ノーコメント。
☆体が柔らかいのに驚きましたが、それは酢を飲んでいらっしゃるからですか?(それともビールに知られざる柔軟効果があるのか。笑)
日々のストレッチであります!
☆松吉の一番好きなセリフ、シーンは何ですか?
好きだったセリフはやっぱり竹に言う「危ねえと思ったらすぐ逃げろ!」
☆「まちょうじきに生きる」(寅さん風)とか「酢を飲め、酢を」などは台本にない浅野さん独自のものだと思いますが、マキノさんの演出ではそういうギャグがどの程度個人に任される(許される)のでしょうか?
「まちょうじき」はちゃんと「真正直」と台本にあります。読み方かえただけで。これはマキノさん指定、寅さん寅さんと。
「酢を飲め」は本番始まって4・5日たってからポロッと出てしまったもの。その他ギャグとか基本的にはマキノさんはガンガンやらせてくれました。
どうしてもやり過ぎだというときは、「やり過ぎ」とあっけなく終わりますが。
天王子さんがヘソ饅頭を雪だるまの腹にくっつけたのはボツってました。