☆ 「アラビアンナイト」はファミリー向けということで、今までに出演された作品と比べて
いかがでしたか?
他の方はどうだかわかりませんが、僕はファミリー向けというのを、ほとんど
いや全く気にしていませんでした。もしこれが普通の本公演でも全く同じ感じ
でとりくんでいたと思います。
☆ 視覚的には何もないと言っていいステージ作りには、その分出演者に大きな負担
があったと思います。稽古は相当大変だったのではありませんか?でも、皆さん楽
しんでらしたのかな、と勝手に想像しています。
稽古は相当大変でした。演出をはじめとして役者もスタッフも日々アイディア
を出し合いました。自分が絡んでない部分も。楽しそうに見えたと言ってくだ
さると、苦労したかいがあります。
☆ 今回は色々な役がありましたが、好きな役、難しかった役はなんですか?それは
なぜですか?
個人的に好きなのは医者の役。バカバカしくて(笑)。
大変だったのは、チャンスくん。いつもバク転で死と隣り合わせだったから
(笑)。パンを取りに行くのにも何かしらケガしちゃってました。楽屋に帰ると
いつも血のシミ抜きしてもらってました。
☆ 高瀬さんの演出は一言で言うとどんな演出なのでしょうか?
ひと言で言うなんてとんでもないっ!その作品のカラーなどで違うと思います。
今回に関して言えば「現場」ですね、やっぱり。演出として考えてこられたも
のと、私達が現場で出すものをふまえて、イマジネーションをふくらませてい
かれたのだと思います。
☆ セリフはどこで覚えるのですか?
稽古場です。僕はセリフ覚え悪いんで、ギリギリまで似たような言葉を言って、
最終的に台本と確認します。本番でも違うこと色々言ってるけど(笑)
☆ 翻訳物ながら翻訳臭を感じさせることなく自然な日本語の脚本だと感心したのです
が、翻訳者の方がお稽古に立ち会われたのはどの位だったのでしょうか?また現
場で直された部分もかなりあったのでしょうか?
翻訳は「第17捕虜収容所」でもお世話になった鴇沢(ときざわ)さんなんです
けど、本読みも何日か立ち会って下さいました。そして勿論現場で役者さん
や演出の方でも、ここはこの方が言いやすいなど変えさせてもらって、鴇沢
さんにOKをもらっていました。
☆ なんでヘビの色は緑なんですか?
たまたまスタッフさんが用意してくれたものが緑だったんです。ホントは基本
衣裳の白い服を着たままヘビをつけてたんですが、いつの間にかハダカにな
ってた。(笑)
☆ チャンスのお面は誰が持ってきた(作った)んですか?チャンスの名前は誰が考え
たんですか?
チャンスのお面は私が稽古場の時、ノリで女物のストッキングをかぶって変身
すれば一日だけでもウケると思ってやったら、採用になってしまった。それに
衣裳さんやスタッフの方にアイディアを足してもらい作っていただきました。チャ
ンスという名は台本通り!イギリス上演もチャンスです。
☆ 特に「アブ・ハサン」は小劇場的な演出も感じられたのですが、役者さん達からの
意見やアイディアも取り入れられているのでしょうか?
あのコーナーは全部歌でという発想はもちろん演出ですけど、あとのキャラク
ターはみな個人の責任です。(責任って・・・・)
☆ お医者様のちょっとあぶないリアクションは浅野さんのアイディアですか?
お医者様もすべて私の責任です。稽古場ではほとんど日替わりでバカなことを
やっておりました。(自分に注射打ってたり)直接演出でボツをくらったことも多
数あり。
☆ やっぱり気になる「色っぽいヘビ」。事前に知らされなければシャワーを浴びてる人
かと思いました。
だって、シャワーを浴びてるんですもの。いやホントは蛇のシャーッとシャワー
のシャーッをかけてたんですけど・・・・。いや、わかんなくてもいいっす。
☆ 今回の浅野さんの役以外でやってみたい役はなんですか?それはなぜですか?
ないです!だってオリジナルの皆さんには歯がたちませんので。しいてあげる
なら、ワシの役。つくりものだったやつ。あれで宙づりで生身の人間が肉持って
飛んで行ったら感動するでしょ。
☆ ロバの名前で一番ウケたのは何でしょう?どなたが考えられていたのでしょう?
やはり「リンリン・ランラン」に勝てるものはありませんでした。「え?今なんて
言った?」というボディーブロー的なひびきが私は一番好きでした。大原さん
ありがとう。
☆ 上演中にはいろんなハプニングがあったと思いますが、浅野さんの絡んだハプニ
ングはどんなことがありましたか?
☆ バーマンの時、仮面をつけていて視野が狭く、そのせいでハプニングはありません
でしたか?
今回ハプニングがあって普通、みたいなところがあって、これといっておもしろ
いハプニングはありませんでした。続けて2回公演の2日目に疲れた顔でバク
転の着地をしたくらい?セリフも今回あまり忘れなかったし。(あたりまえだ)
仮面は本当に気をつけていました。知る人ぞ知る。私は舞台から落っこった
ことがあるので、トラウマで人一倍気を使うようになりました。
☆ 今回歌がありましたが、研究所の試験の時に歌った曲はなんですか?まさかトシ
ちゃんの歌ではないですよね?
誰も突っ込んでくれないからアレだったんですけど、トシちゃんは小さい頃の話
しですよ。それもふと思った程度の。(やっぱ思ってたんかい!)でも、試験の
時に歌った曲は山根康弘。うわっ、恥ずかしー。
☆ まるでジャニーズのような浅野さんのバク転でしたー。バク転は結構練習されたの
でしょうか?
バク転は研究所の最初の発表会以来。ほとんどぶっつけ本番。やり出したの
も劇場入りの前の日からです。お客さんが入るとアドレナリンが出て、その勇
気と気力だけで。あとはとなりのミュージカル(注)のオーラをもらって(笑)。
(注) 少年隊 PLAYZONE 2002「愛史」を隣の青山劇場でやっていました。
作詞・作曲のお尋ねは文学座に答えていただきました。作詞はドミニク・クック。作曲
は芳垣安洋・高良久美子のお二方です。
御礼が遅くなって申し訳ありませんでした。本当にたくさんの方々に
観に来て頂いていて、いつも新鮮さを持続して芝居をすることができました。
ありがとうございました。
そして、素晴らしいプレゼントとお花も心から励みになりました。
これからもたくさんの方に観て頂けるよう、日々努力して初心を忘れずに
頑張っていこうと思っています。
どうぞ宜しくお願いいたします。